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モラハラ夫の二面性の始まり…両親の前だけの夫婦ごっこ

お父さん、お母さんありがとう

翌日、私の両親と待ち合わせをし、元主人とフォトウェディングの会場へ向かいました。父と母も同時に会場に着き、中へ入りました。受付のカウンターに座り、係りの方がカタログを持ってきてくれ、ウェディングドレスとタキシードのパターンが何通りも載っていました。

憧れのドレスを着用できる喜びが溢れ、笑顔でどれにしようかと悩みました。いつもは無関心な元主人も、私に色々アドバイスをしつつ、一緒に考えました。久しぶりに共感してくれる事がすごく嬉しかったです。

しかし、それは演技という事にまだ気付いてませんでした。私の親の手前、そうしているだけの事でした。この当時も、私は気付く訳ありませんでした。

衣装も決まり、着替えて撮影になりました。撮影場所のチャペルの中は大きくて、広くて、窓から光が射し、とても開放感のある空間でした。係りの方に誘導されながら撮影しましたが、初めての事で緊張し、照れもあったので上手く笑顔が作れませんでした。

撮影時間は大体30分程で終わりました。あっという間のウェディングドレスでしたが、着れた事に感動したのもそうですが、結婚式が未定でやるのかもわからないんだから、せめて写真だけでも撮りなさいと、お祝いとしてプレゼントしてくれた父と母に感謝しました。

その場では言えませんでしたが、その後観光を終えて帰宅してからすぐにメールをし、お礼の気持ちを伝えました。

両親の前と私の前でのモラハラ夫の態度の違い

その日一日私の両親と行動を共にした元主人は、終始笑顔で接し、観光場所は元主人の地元でもあったので色々案内をしていました。この日も、「あぁ、こんなに笑って会話してる。いつぶりだっけ?」と思ってしまいました。

それくらい元主人とは自宅でも、外にいても、基本的に2人でいる時は会話が無かったのです。話し掛けても、「あぁ」「うん」「あっそう」「ふーん」で返されるので、夫婦でコミュニケーションなんて取れていませんでした。この頃の私は交際時に引き続き、それに怒る事も無く、軽く返されても無視されても我慢していました。

嫌われたくなかったし、喧嘩をしても口で勝てる自信も無かったからです。私が我慢していれば波風も立たないし、平和に過ごせる。仕事できっと疲れているんだ。そう思っていました。

今の私がもし、この当時に戻っていたら、ガツンとこう自分に言ったでしょう。「我慢する必要もないし、そんなの夫婦ごっこだよ。目を覚ましなさい。」と。

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