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モラハラ夫との別居後…子どもの変化①

「パパはいないの?」子どもの口から出た質問

別居してからというもの、子どもは頻繁に父親の存在については口に出しませんでした。きっと、普段から父親がいない生活に慣れていたんだと思います。

元主人は、帰りが遅かったり不規則な仕事がずっとなので、基本的に子どもと接する時間はそこまでありませんでした。
ほとんどすれ違いの生活でした。

もちろん、子どもは父親の事が大好きでしたので、元主人が帰宅した時や、遊んでもらえる時は喜んでいました。
ただ、実家来て、いつまでも前の家に戻らない事に関しては不思議に思っていたようでした。

引っ越しという意味がわかっていないので、子どもは、
「なんでおうちに帰らないの?パパはいないの?」
と、質問する事はありました。私は、
「これからはここがおうちだよ。パパはいないの。」
とだけ言いました。

子どもは、
「ふーん、そっか!じぃじとばぁばとママと赤ちゃんとボクのおうちか!」
と言いました。このようなやり取りは、別居して最初の頃たまにありました。

実は夫婦の異変を理解している子ども

だんだん日を重ねると、質問の仕方が変わってきました。やはり父親がいないのがおかしいと感じ始めたのでしょう。
頻繁に言う訳ではありませんが、寝る前になって、私と2人になった時にこんな質問をするようになりました。

「パパはいないの?パパとママは喧嘩しちゃったの?」
と言ったのです。突然言われたので、私はなんて説明したら良いかわからず、こう答えてしまいました。

「うん、あのね、パパとママは喧嘩しちゃったの。パパとママ、ごめんねができなくなっちゃったの。だからね、ママはパパと一緒のおうちにいれなくなっちゃったの。でもね、ママと○○(子どもの名前です)はずっとこれからも一緒にいるからね。本当だよ?」
と言いました。

なんで?と言われたらどうしよう、嫌だと言われたらどうしようと思いましたが、子どもは、
「ふーん、そっか!じゃあママとボクと一緒だね!ママ、いいよ、謝んなくて良いからね!」
と、言いました。

「いいよ、謝んなくて良いからね」
これを言われた時に、この子はもう父親と会えない理解をしているのかもしれないと思いました。涙が出ました。

自分の人生に関わる大きな事を、意見を聞かれる事もなく勝手に親が決めました。それでも子どもは、無邪気に良いんだよと責めたり駄々をこねたりしませんでした。私は、毎日しょうもない事で子どもを叱っている自分がとても情けなくなりました。

子どもの前で見せた涙の意味を理解していた4歳の我が子

子どもがなぜそんな事を理解していたのか、原因はすべて私にあったんだと思います。
別居当日から今まで、子どもの前で涙を見せてしまう事がありました。

子どもがいる前で、両親と離婚や元主人の話はしてないつもりでしたが、もしかしたら遠くから聞こえていたのかもしれません。両親とその話をする時は、「パパ」や「元主人の名前」は伏せて話していました。

しかし、子どもは自分ながらに何かを理解していたんだと思います。普段から接していると、まだ4歳の子どもだと思っていました。しかし、もうきちんと理解力は備わっていました。

いつか全てわかる事だとはいえ、もっと私自身気をつけるべきだった、涙を見せてはいけなかったと反省し、これを機会に、2度と子どもの近くでは父親関連の話はしなくなりました。

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