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気付いて!これがモラルハラスメント

まだまだモラルハラスメントとは世間に認知されていない現実。名前は聞いた事があっても何がモラハラかわからない。きっとちょっと頑固で少し偏屈な人なんだ、私が折れれば大丈夫・・そうやって耐えている方も多いと思います。

しかしそれは我慢する範囲の事なのでしょうか?思い当たる節があるのなら、それは単に性格だけの問題ではないかもしれません。今回は、元主人から受けた体験を踏まえて何がモラルハラスメントなのかをご紹介します。

モラ男は最初は誠実で優しい

その通り、最初は非常に優しいのです。気配りが出来て話し上手、健全で誠実で元主人と出会った当時は理想の男性でした。これが一変したのは妊娠発覚し、入籍してからです。

大体のモラハラ男は、彼女あるいは妻が自分から絶対離れていかないような状況になると徐々に見え隠れします。それまではメールも電話もマメで、様々な場面で気遣いがありますし、甘い言葉なんかも囁くくらいです。夢見る女性にとってはこのような男性が側にいてくれれば、幸せでたまらない事でしょう。
しかしこれが罠なのです。

これって私が悪いの・・?

モラ男は基本的に謝ることをしません。頭の中は自分の考えが絶対で、何事も相手が悪いという概念です。謝るなんて知識はみじんもありません。何でも「お前が○○だからだろ」「お前が○○言うからだろ」「そんな話はもう終わった話だ、今更グチグチ掘りかえすな」この様に威圧感で相手を抑えつけ、支配下に置きます。これが夫であれば、まともに夫婦の会話なんて出来ません。

常に夫の顔色を伺いながら夫の話を聞き、意見を合わせての会話をしなければなりません。反論しようものなら一刀両断でばっさり切られます。

モラ男の二面性

モラ男には二面性があります。職場や友人の前では良い彼氏、良い夫、良い父を見せます。空気が読めて口も達者です。頭の回転も良いので、仕事も重要ポジションに置かれる機会も多いです。なので周りからは一目置かれ、頼られる存在なのです。しかし家庭に戻れば、妻とは無言、無視、子どもの相手は機嫌の良い時だけ、基本的に会話をしません。

機嫌が悪ければ当たり散らします。家庭では気遣いの気の字もありませんし空気も読めません。元主人は会話も無ければ表情も変わらないので、何を考えてるのかさっぱりわかりません。それを勘ぐりながらの生活を5年間しました。
又、外面は良くするので、基本的に身体的暴力もしません。

モラ男に見られる過去の家庭環境の影響

モラ男の家庭環境は、両親からの愛情が欠けている場合が多いです。元主人の両親は、昔から家庭内別居でした。父親は借金まみれでパチンコしか興味が無いような人、母親は良い意味で元主人を自由に育てたみたいですが、私からするときちんと向き合って子育てをしていない様な気がしました。

怒ることをせず、はいはい聞き流し状態だったようです。元主人は基本的に両親をなめていましたので、完全に親を見下していました。この家庭環境だからこそ、自分は親よりも優れていて偉いという概念を作り上げました。

怒る時は怒る、褒める時は褒める、お金を掛ける所は掛ける、親としての責任を果たさず、ながらでの子育ての結果が、モラ男を作り上げてしまう引き金になりかねないのです。

以上4点をご紹介しましたが、どれか一つでも当てはまるならモラルハラスメントの傾向有りでしょう。他人同士がお付き合いをし、夫婦となり家族となります。価値観が違うのは当たり前で、どんな彼氏彼女も、夫婦も片方が折れなければ拉致があかない喧嘩もあると思います。けれども折れるのはケースバイケースでお互い様です。

毎回どんな内容であっても、どちらか一方が折れていたり、毎日顔色を伺いながら生活していたりするのであれば、これは普通ではありませんし、我慢するレベルではありません。私は結果、言葉の暴力と威圧感で精神的に耐えきれず、長男を連れて実家へ逃げ込み、モラハラ夫と離婚しました。

夫がモラハラ男だと気付いたとき、必ずしも離婚を勧めるわけではありませんが、我慢だけはしなくて良いんです。ただ、少しでも早くおかしな状況に気付く事が、自身の幸せを確保する近道に繋がることを忘れないでいただきたいのです。

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