スポンサーリンク
モラハラ夫の転職活動
モラハラ夫へ転職のススメ
この頃、元主人は30歳を手前にし、転職を考えるようになっていました。転職の話しを持ちかけたのは私でした。
当時はアパレル業でしたが、基本給は良いとは言えない金額でした。それに加えて、毎月社販で服を購入しなければならず、月に5000円〜2万前後は引かれていました。ボーナスもありませんでした。
家庭を持つ上でこの給与では今後心配だったので、30歳になる前に安定した職業への転職をすすめました。この件に関しては、元主人もアパレル業は今だからやれる仕事で、将来性がないとわかっていたらしく、理解を示してくれました。
元主人の職場は辞める3ヶ月前には上司に伝えなければいけなかったので、すぐ上司に言う事に決めました。仕事をしながらの就活が始まりました。
自分の職探しも他人事のような元主人
私がパートを始めて給料が安定した頃から、元主人は掛け持ちのバイトの方は辞めました。しかし、本業のアパレルの仕事も労働時間が長く、自宅から勤務地までの距離も遠かったので、元主人が職探しをする時間がありませんでした。
なので、私もネット求人で合いそうな職業がないか、職探しを手伝いました。いくつか条件が良い職があったので、それを元主人に見せました。すると、
「ふぅん・・良いんじゃない」
と、ほんの少し見ただけで、携帯ゲームをし始めました。
せっかく探してその反応が悔しかったので、
「ねぇ、この求人も見た?勤務地も遠くないし、給料も高いし、ボーナスや住宅手当もあるよ!」
と更に差し出しました。元主人は、
「あぁ、すげぇなぁ。」
とまたいつもの他人事が始まりました。
あんたの事だろ!と腹が立ちましたが、抑えました。私は、
「募集終わっても困るから、電話どんどんして、休みの日に面接入れてった方が良いよ。」
とだけ言ってあとは元主人に任せました。
「あぁ。」
と相づちだけでありがとうなどはありませんでした。良かれと思ってした事も、やはり元主人には伝わりませんでした。
転職決定?毎度の事後報告に振り回されるも、一安心
それから2ヶ月が経ち、アパレル業も残す所1ヶ月となったのですが、一向に元主人から面接の話しや他の求人の話などは一切されなく、ただ月日だけが流れていました。
私は不安に思ったので、
「ねぇ、面接とかどうなったの?電話掛けたりしてるの?」
と聞きました。
元主人は、
「あぁ、それがさ、決まったかもしれなくてさ。」
と言いました。私は何も聞いていなかったので、
「え?!面接が?採用が?なんの仕事?!」
と聞くと、
「採用が。主に排水管清掃の仕事。」
と言われ、思いもしない職種でした。そして採用が決まっている事にも驚きました。
「すごいじゃん!で、待遇はどうなの?経験ないのによく採用してくれたね!」
と言いました。
「友達の親戚がその仕事の委託業者やっててさ、人が足りないから前に一回助っ人でバイトした事があったんだけど、その時に社長に見込まれちゃってさ。良かったら今回を機に働かないかって言われた。まだ返事はしてないんだけど、福利厚生もしっかりしてるし、手取りは多分今よりは良いと思う。ボーナスも黒字の年だったら出るらしいよ。ただ時間が不規則だから、決まった勤務時間がないけど。」
と元主人が言いました。
私は助っ人としてバイトした事も知らなかったですし、初めて聞いた事ばかりでした。私は、
「そうなんだ。詳細がわからないからなんとも言えないけど、その仕事が今の仕事よりも安定してる見込みがあるなら、詳しい事を社長さんと話して、きちんと時間作ってもらったら?そうじゃないと私も返事出来ないし。」
と言いました。
「そうだな、とりあえず連絡してみるよ。」
と話はそれで終わりました。
私が面接の事について聞いたから話されたものの、このまま放っておいてたらいつ聞かされていたんだろうと思いました。元主人は、本当に自分の大事な話は一切しなく、いつも事後報告なので何かと振り回されました。
後に、その職場で本採用となり、10代の頃から勤めてきたアパレル業から、排水管清掃の委託業者への転職となりました。
スポンサーリンク