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モラハラ夫と離婚する場合の親権

結婚する前の恋人時代は優しくていい人だったのに、結婚したとたんに性格が豹変してしまい、モラハラ夫だと気づいた時はすでに遅かったという体験をした女性はけっこう多いものです。

モラルハラスメントの加害者というのは一見、人に対して親切で優しい性格のように見えるのですが実際には内側に歪んだ人格が潜んでいるものです。モラハラ夫のほとんどは人格障害に悩まされていることがほとんど。

中でも「自己愛性人格障害」を持つ人はモラハラの加害者になる確率が高いと言われています。要するに一種の精神疾患を患っているわけですから、放っておけば状況が改善するということはまずあり得ません。

一緒に精神科や心理カウンセラーを訪問してくれる気持ちが相手にあれば少しは望みもありますが、そういった可能性がゼロの場合は離婚するのが得策でしょう。子どもがいるから離婚をためらっているというお母さんもたくさんいますが、逆に子どもの立場からすれば父親から精神的虐待を受けている母親を見ながら育つのは辛いもの。

子どものためにも思い切って離婚に踏み切る決断も大切です。離婚するとなると親権が問題になりますが、夫のモラハラが証明できれば子どもの親権は母親が獲得することができます。

法テラスなども活用して慰謝料を請求する

ただし、仕事をしていない女性にとって最も気になるのは経済的な問題です。離婚して親権を得るのはいいけれど、その先どうやって生活していくかが重要です。子どもを抱えていきなり働き始めるのには困難が伴いますし、今まで一度も外で働いたことのない女性の場合は仕事を見つけるのが困難です。

そこで必要となってくるのが慰謝料です。離婚にまで至るくらいのモラハラを受けた場合、妻は精神的に大きな傷を受けているはずです。この事実を客観化して慰謝料をもらうことができるのです。

慰謝料の金額は数十万円から300万円前後とモラハラの度合いや受けた年数によって違ってきますが、多少費用はかかっても弁護士に依頼した方が多く慰謝料をもらえます。さしあたって弁護士に払うお金がないという人はまず法テラスに相談してみるのもいいアイディアですね。

法テラスでは法律相談援助や代理援助、書類作成援助などもやってくれますし、弁護士費用立替制度もここで利用することができます。法テラスは全国84ヶ所に点在していますので、まずは相談してみましょう。

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