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理想の家庭…モラハラ夫との幸せな2年間

モラハラ夫への父の言葉

なんとか私の両親にも離婚保留の承諾を得る事が出来、私はいつもの生活に戻っていました。元主人は、私の両親にも自分のした事と迷惑をかけた事の謝罪の電話をしました。

母から聞いた事ですが、父は元主人には怒らなかったそうです。
ただ、今自分が働けているのは家族の支えがあっての事だという事、夫婦はお互いコミュニケーションを取って、寄り添いながら思いやりをもって共にしなければいけない事を話したそうです。

私的には、もっと激を飛ばして良かったのにと思いましたが、それは愛情の重さの違いでしょうと母が言いました。
それくらい、私の事を心配して、いつも気に掛けてくれた父でした。

離婚保留後…モラハラ夫の変化

その後の元主人は、まるで別人かのように180度変わっていました。仕事の変更があれば必ず連絡があり、ご飯の有無やこれから帰宅するなどのこまめなメールや電話もありました。仕事が忙しくて連絡できなかった時は、ごめんの一言もありました。

家にいる時も、以前は全く言わなかった最低限の挨拶もするようになりました。
私に対しても、冷たい態度をする事もなくなり、話しかけた事に対してきちんと会話をするようになりました。

子どもが熱を出した時は、以前は「ふーん」や、「そうなんだ」で終わっていましたが、自ら看病したり、病院に連れて行ったりと、私から言わなくても進んで行うようになりました。

どれも普通の夫であれば当たり前の事なのかもしれませんが、その当たり前が全く出来ていなかったので、私は夢でも見ているのかと思うくらい、理想の生活を送る事が出来ていました。元主人なりに、頑張っていたのは伝わっていました。

本当に変わった?モラハラ夫との幸せな2年間…

いつまで続くかなと思っていました。
180度変わり、努力をしている事は目に見えてわかっていました。ただ、それが長続きはしないんではないかと、どこかで思っていました。

しかし、その時の元主人は違いました。離婚を保留にしてから1ヶ月、2ヶ月、3ヶ月と過ぎ、気付けば半年経ち、年が変わっていました。
以前のような威圧感や身勝手な行動は、全く無くなっていました。やっと夫として父として、自覚が出たんだと、私は安心していました。

そう、2年間は平穏で幸せな毎日を過ごす事が出来ました。

今思えば、あんなに幸せな普通の家庭を築けていたのに、何が元主人をまた戻してしまったのか、あの2年間は何だったのか、山頂から一気に転落するような思いをするなんて、思いもしませんでした。

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