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モラハラ夫と私、それぞれが育った両家の価値観の違いを感じた両親の言葉

両親の温かさと偉大さ

義父母への報告も済み、次は私の両親に報告をしました。面と向かって話すのが筋でしたが、妊娠初期との事もあり、飛行機に乗る事が怖かったので、申し訳ない思いでしたが電話で伝えました。

私から電話をかけ、まず母に説明をしました。
「あのね、急で申し訳ないんだけど・・私結婚したいんだけど・・・。」

母は、
「うん、前に挨拶しに来た彼でしょ?結婚前提にだったんだから良いんじゃない?」
私「うん・・いや、結婚だけじゃなくて・・実は妊娠したの・・順番が逆になってしまってごめんなさい。」

母「え?!ちょっと待って・・何やってんの・・・うーん・・・今お父さんいるから・・代わるわ・・」
私「あ、私も彼に代わるね・・」
父は怖かったので、元主人に丸投げしてしまいました・・。

かしこまって話している元主人を見て、一体何をどやされているんだろうとハラハラしていましたが、最後は笑っていたりと和やかな雰囲気でした。その後、私も父と代わりました。

「まぁ、順番は逆になったけど、出来てしまったものはもうしょうがないから、これからは2人で協力して家庭を作りなさい。一生懸命彼を支えてあげなさい。年に最低2回くらいは孫連れて帰ってこいよ。」
と、あの厳しかった父がとても温かい言葉をくれました。泣いてしまいました。

電話を切り、元主人に
「何を話してたの?」と聞くと、
「ちょっと急な事だから驚いてるって言ってた。だけどこれからは、血は繋がってないけど息子として迎えたいから、気兼ねなく私の事も父親と思って溶け込んでな。娘をよろしくなって言われた・・
泣きそうになってしまってハイしか受け答え出来なかった・・」
と意外にも父の言葉は元主人の心に響いたようです。

その後すぐに母からメールが来ました。
「さっきは気が動転してしまって言えなかったんだけど、結婚、妊娠おめでとう!赤ちゃん楽しみだね!あぁ?お母さんもおばあちゃんになるのか?泣
これから頑張ろうね!また色々決まったら連絡ちょうだいね。」

両親から温かい言葉を受け、私は大事に育てられたんだな・・と父と母の愛情の込もった想いが伝わりました。

本当、義父母とはかけ離れた言葉でした。

親としてのレベル

両家への報告は済みましたが、結婚式や諸々の事は何も決まっていませんでした。
私達の貯金が無かったので、私から両親に結婚式を挙げたいとも言えず、義父母は以前何も音沙汰無しだったので、結婚式をすぐに挙げる事は諦めました。

というか、元主人からも何も話し合いが無く、結婚と妊娠だけを報告したからそれで良いというような感じがしていました。ただ、顔合わせだけはきちんとしたかったので、その事を元主人に話しました。

普通顔合わせの場所は、男親が女親の方に出向くのが一般なので、その旨を伝えると、
「あぁ、そうなんだ。じゃあ親父に聞いてみるよ。」と連絡していました。
すると返ってきた返事が、
「なんか、そんな話聞いた事もないし、土地柄で違うんじゃないか?あと飛行機代が無いから無理だって。」でした。

義母も「仕事があるし?北海道まではちょっと・・」
と渋ったそうです。
更に元主人が
「てかお前もそんな体だし、飛行機無理だろ。来てもらった方が良いんじゃない?」と、これもまた軽い感じで言われました。

まぁ・・その理由ならまだわかりますけど、貴方の両親の言い分はおかしいでしょ・・ただ単にお金が無いから行かないだけ。元主人にはそんな理由で事から逃げる両親を恥ずかしく思って欲しかったです。責任も何も無さすぎでした。

しかし、元主人の言う通り確かに私の体の事を考えると、顔合わせは私の両親にこちらに来てもらうしか他ない状況でした。

顔合わせの事と、結婚式はまだすぐにはしない事を母に伝えると、やはり私と同じ意見で、
「結婚式はわかった。
顔合わせでお母さん達がそっちに行く事は別に良いんだよ。あんたの体が1番大事だからさ。でも男親なのにね・・知らない訳ないし・・結婚祝いとかだって本当はね・・まぁ、どっちにしてもあんたがこっちに来る事は無理なんだからしょうがないでしょ。日程組んで飛行機取らないと!あちらのご両親の都合も聞いて、わかったら早めに連絡ちょうだいね!チケット取るからさ!お父さんにも言っておくから!」
と、両親には申し訳なさでいっぱいでした。と同時に、本当に理解と常識のある両親で良かった・・・と心から思いました。

両家の価値観と考えのずれが、これから先多大な影響を与えてくる事になるとは、まだまだ知る由もありませんでした。

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