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元主人(モラハラ)との離婚相談に対する行政書士の見解…2度目の離婚示唆④
行政書士から初めて聞いた「モラルハラスメント」という言葉
大体15分くらいして、私の持参したノートを見終えて行政書士が口を開きました。
「うん・・・とても辛かったですよね。すごく耐えてきた事が伝わります。仕事に育児にと時間に追われる中で、よく頑張ってこられましたね。」
と、今までの行いを讃えてくれました。私はその言葉にさらに感情が溢れ出し、号泣してしまいました。
行政書士は、
「このノートを見ている限り、ご主人様は多分・・・モラルハラスメント気質にあると思います。」
と言いました。
モラルハラスメント?なんだそれは・・?と、初めて聞いた言葉でなんだかわかりませんでした。
「それは・・どういう事なんでしょうか?」
と聞き返すと、
「簡単に言うと、精神的に苦痛を与える言葉や態度での暴力の事です。DVは聞いた事があると思いますが、それは身体的な暴力を与える事で、ご主人様は奥様に対して、身体的な暴力はしていませんよね?しかし、ノートを拝見した限り、奥様を自分の支配下に置いていたり、数々の暴言もありますので、モラハラと言えると思います。」
と答えてくれました。
私は、まさかそんな名前の付くような事になっているとは思ってもみなかったので、正直驚きとショックを隠せませんでした。私は、
「それは、直るものなのでしょうか?」
と聞くと、
「正直難しいです。最近、モラハラ夫や彼氏など、身近な女性に対してすごく多いのですが、直ったケースはほとんどありません。モラハラが厄介な所は、証拠がないので、本人も被害者もモラハラだという事に気付いてないのです。生まれ育った環境で備わる気質なので、一度備わった性格や本能はなかなか変えられません。」
と言いました。
続けて、
「この経験をされた方々は、私が我慢すればと耐え抜いて、生活をなんとかしようと努力します。毎日がモラハラな訳でもないケースもあるので、またいつもの日常に戻してしまいます。しかし、1つ奥様に対して気に入らない事があったり、思うようにいかない事があると、全て奥様に責任転換して、非を認めないという身勝手な行動を起こします。これを毎回繰り返して、精神的に追い詰め、何も逆らえない状態にさせていきます。今、まさにその状態にありませんか?」
と尋ねられ、
私は、
「そうですね・・言わなければいけない時は、ガンガン言ったりもしました。でも、むこうの威圧感が凄くて、更に口が達者なので言い返せなくて、結局言いたい事の半分も言えないで解決に至らないまま終わってしまっています。私が折れるか、時間が解決かのどちらかで今まで済んでいました。」
と言いました。
行政書士は、
「そうですね、大半の方がそのような感じで日々暮らしています。そして、最終的にはその生活に耐えれず、離婚を決断される方もいます。モラハラは、二面性を持っているので家族にしかわからないケースがほとんどです。他人には愛想良く振りまき、本当の自分を見せていないので、周囲の人にわかってもらいにくいです。特に職場なんかでは、仕事もできて空気も読めて、ピンチヒッター的な一目置かれる立場の方に多いです。これは単なる性格の不一致ではないんです。我慢しなくて良い事なんですよ。」
と説明されました。
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