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家族よりもタトゥーを入れることの方が大事…モラハラ復活②
タトゥーの追加をやっぱり許せない
それからというもの、お互いまた口を聞いていませんでした。なぜか元主人の不機嫌さは増していたので、私はあえて話しかけませんでした。逆に私の無言の態度がなぜなのか、タトゥーに関してどういう思いでいるのかをくみ取って欲しかったのです。
元主人がどうしてそんな上からな態度でいれるのか、わかりませんでした。そして、一度は折れてしまったものの、考えれば考える程タトゥー追加に関して、反対の気持ちが大きくなりました。
子どもの事を考えると、将来なんて言えばいいのか、子どもがやりたいと言った時にどう否定すればいいのか、子育てをしていく上でこれからどんな支障が出てくるのか、デメリットしか浮かびませんでした。「やっぱり許す事ができない」と思っていました。
体調不良でモラハラ夫のタトゥー問題に諦めの気持ちが…
それから1週間程は無言でした。すれ違いの生活だった事もありましたが、顔を合わす時間があっても、お互い口を聞く事はありませんでした。
しかし、私はこの件でかなり悩み、つわりもあったので更に悪化し、精神的に不安定になってしまっていました。
食欲減退、不眠、頭痛と、体調が優れない日々でした。更に仕事もしていたので、もう体は色々限界でした。この生活が苦しくなり、こんなに気持ち的に悩むのであれば、正式にタトゥーを追加する事を認めようかと思っていました。
タトゥーがダメなら離婚する!モラハラ夫からの離婚宣提案にショック
翌日、元主人がお昼頃起床後、私はこの苦痛な毎日から開放されたかったので、タトゥー追加をする事をきちんと折れて仲直りしようと思いました。
「おはよう」
と私から声を掛けました。すると元主人は、
「機嫌は?ずっと機嫌悪い態度でなんなの?それはないだろ。」
と、威圧的な態度で、冷たい目で言いました。
私はその言葉に頭に来てしまい、タトゥーの事を折れようと思っていた気持ちが一気になくなりました。私は、
「入れる気持ちが変わらないなら、私も気持ちは変わらないよね。」
と、言いました。元主人は、
「それはもう終わった話だろ。お前がいいって言ったんだから、後になってごちゃごちゃ言うなよ。」
と完全に怒っていました。
私は、
「2年前に離婚の話になった時に、子どもの事を1番に考えてこれからやっていくって言ったよね?それってこういう事なんじゃないの?子どもが将来タトゥーを入れたいって言ってきたらどう答えるの?私は絶対に反対だからね?でも私だけ言ったって意味がないの。父として、タトゥーを入れるデメリットを、実体験としてどれだけ弊害があるか伝えて止める説得をして欲しいの。あと、子どもには複数タトゥーが入ってる事を普通に思って欲しくないの。それくらい、環境よくない事なんだって!」
と言うと、
「2年前の話は、それは夫婦のあり方の事だろ。とにかく、その話は終わった事だ。後日になって考えました、やっぱり嫌だって言われてもそれはおかしいだろ。しかも、今更子どもの事を全面に後付けみたいに出してきて、それはずるいだろ。俺は子どもが将来入れたいって言われたら好きにすればって考えだから。俺自身タトゥーを入れて後悔もないし、弊害もなく生きてきたから、子どもに嘘はつけないしそんな事言いたくないから。」
と、元主人は理解し難い事を当たり前かのように言いました。
私は、
「家族にとってデメリットしかない事なのに、それでも入れたいって考えがわからない。単身なら好き勝手やったらいいよ?でも今は違うでしょ。家庭があるんだから、自分の考えがそのまま通る訳ないでしょ。ましてやこんなタトゥーの話なんてさ・・。良くない事ってわかってて、それでも入れて良いよって心から思う家族なんていないよ。少しは私の考えも聞いてよ。既存からあるものは消せとは言ってないんだから、お願いだから追加はしないで。」
と説得しました。
しかし、この言葉はもう届かなかったようです。
ついに元主人が、
「じゃあもういいよ。実家帰れよ、離婚しよ。とりあえずもう仕事行くから。」
と、吐き捨てるかのように言い、家を出て行きました。
言ってはいけない言葉を、また元主人は言いました。
私は、離婚を告げられた事がショックだった訳ではありませんでした。非社会的で、誰が聞いても納得しないであろう事なのに、どんなに説得をしても意味がわからない、自分勝手な主張をしてきた元主人。
モラハラが直った訳では無かった事にショックだったのです。そして、何より家族よりもタトゥーを取った事に虚しさと憤りを感じました。これから2人目が産まれるって時に、全然父親としての自覚がないんだと思いました。
だったら結局、今まで順調に過ごしてきた2年間はなんだったんだろうと、一気に悔しくて涙が溢れました。
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