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元主人(モラハラ夫)の家庭環境

義父母への「できちゃった結婚」報告と違和感

妊娠確定したので、両家に結婚と妊娠の報告をしました。
まずは元主人の両親の元へ伺いました。
元主人が
「あ、俺ら結婚するから!できちゃった!」と、いやいやもっと真面目に言い方あるでしょう・・とさすがにハラハラしましたが、義母は

「あら、おめでとう?!今から楽しみだねー!俺は結婚しないし興味ないとか言ってたのにー。でも彼女と結婚するって最近は言ってたから驚きはしないわ?」と特に驚く事も無く普通に喜んでました。

義父は感情を出す訳でも無く無表情で、まぁいいんじゃない?といった感じでした。どちらも軽いノリでした。あれ?妊娠、結婚の報告ってこんなに軽いものなの?と疑問もありましたが、グチグチ小言を言われる親よりも良いか!と思っていました。

元主人の両親とは交際時に何度かお会いしていて、気さくでおしゃべりな義母。義父はいつも無表情に近く、そんなにおしゃべりな人ではありませんでしたが、とにかく義父母はあっけらかんとした性格で、深入りされる事も、嫁いびりをされる事も無く、付き合いやすかったのは確かでした。

ただ結婚となれば、親を頼る訳ではありませんが、結納、顔合わせ、結婚式等、両家で大きな支出がある事は間違い無いですし、当然その話が出るはずなのに一切言われなかったのです。ましてや男親なのに・・・

結婚式自体は、私達も貯金が無かったのでまだ未定ですと伝えました。
「そうね、結婚式は小さくても良いから挙げたほうが良いよ」
それだけでした。元主人も何も言いませんでした。

帰宅してからも私は元主人には何も言えず、疑問を抱きながらこの日は就寝しました。

元主人の家族関係

後々知る事になりますが、この家は本当にお金が無く、ギリギリでの生活でした。また、夫婦関係、親子関係も普通ではありませんでした。

まずは義父の借金です。昔からパチンコ三昧で、キャッシングしてでもやり続ける人でした。某金融の2社から借入し、その借金が膨れ上がり、返済もほとんど出来ていなかったのでブラックリストにのりました。

又、職種は運送業なのですが、不摂生な生活を送っていてしっかり睡眠をとらずに出勤していたので、何度も事故を起こしては会社のトラックを廃車にし、お給料から修理費を天引きされる最低さでした。

返済もしなければいけないのに、さらにまともなお給料も入らないわで、家族から見離され孤立していました。転職の為、会社を退職した時の退職金も全てパチンコに消えた事もありました。元主人は義父の事を見下していたので、会話もしませんし相手にもしません。

義母は腎臓病を患っていて通院しているのにも関わらず、暴飲暴食三昧で全く危機管理の出来ない楽天家でした。

義母は週5で4、5時間のパートをしていましたが、借金返済がほとんどでした。しかしその癖に、まだ使えるのに自分の部屋のテレビを買い替えたり、自分だけ外食をしたり(腎臓病なのに)よくわからない健康食品を取り寄せたり、有機栽培の品質の良い野菜や粉物などをお取り寄せしたり、やっている事が支離滅裂でした。

そんな物を取り寄せたって外食して油っぽいものやスイーツを食べていれば意味がありません。案の定、今年になって透析を受けなければいけなくなりました。57歳です。

更に、生活が苦しいからとの理由で、義父は健康保険に加入していませんでした。そんな事ができるのかと、知った時は絶句しました。なので、病気をしても病院に行けませんし(10割負担も払えないので)、歯医者へも何十年も行けていないので、歯が殆んど抜け、食事はうどんや豆腐など柔らかい物しか食べられないです。

勿論義父の食生活も乱れています。極度の甘い物好きで、自分の部屋の引き出しには市販で売っているあんこの袋が常備されており、そのままそれだけを食べたりしているようです。それなのに年々痩せてきているようです。

タバコも吸います。今まで健康診断など受けた事がないらしいですが、きっと何かの病気になっているのは間違いないと思います。まだ63歳です。

一方、義母は国民保険に加入していますし、医療保険にも加入しています。義父を邪気にする気持ちもわかりますが、ならなぜ離婚をしないのか、私にはさっぱりわかりませんでした。

この夫婦は20年近く家庭内別居でした。なので、この家庭にはリビングという部屋がありません。持ち家ではありませんが、個々に部屋を持ち、衣食住は個々の部屋で暮らしています。基本的に家族で集まる事も無ければ、会話をする時間もありません。親と子がお互いの連絡先を知らないくらい接点がないのです。

タトゥーに関しても、許したのはこの親です。普通の親なら縁を切るくらい言うでしょう。義母いわく、「言っても聞かないのがわかっていたから好きにさせた」と言っていました。元主人が入れたタトゥーを義母に見せた所、「あら、良いんじゃない!」と言っていたそうです。そんな親がいるのかと呆れました。

このような義父母の夫婦関係と家族関係で育った元主人。日々暮らしていく中での一般常識なんてまともに得られるはずがありません。今なら理解できます。本当に見抜けなかった自分が情けなく思います。

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