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モラハラ加害者は外面がいい

モラハラのほとんどは肉体的暴力はふるわないのが特徴ですが、その代わりに言葉や態度で相手を精神的に苦しめます。このモラハラは乳幼児期の愛情不足や過保護などに原因があることも多く、加害者の精神的な歪みが精神的虐待となって表れることも指摘されています。

モラハラの辛さは受けた者でなければわからないもの。肉体的暴力をふるわれるわけではないのでアザなどの証拠が身体に残りませんし、モラハラの加害者は概して他人には親切で愛想がいいという特徴がありますので、家族や友人に相談しても信じてもらえないことも多いものです。

こうなると孤立して状況を耐えなければならないわけですから、精神的ストレスが高じて神経症やうつ病に陥る可能性さえあります。

夫婦で心理カウンセリングや精神科医に診てもらう案もある

こういった状況を長年耐え忍んでいると最終的には人格が崩壊してしまいますので、じっと我慢するのはやめてできるだけ早く心理カウンセラーや精神科医に相談してみることをおすすめします。

総じてモラハラというのは加害者の方に精神的トラブルがあることが多いので、できれば一緒に精神科を受診するのもいいですね。モラハラの影には「自己愛性人格(パーソナル)障害」という問題が潜んでいることがよくあります。

自己愛性人格障害は投薬やカウンセリングによって改善するケースもかなりあります。二人でカウンセリングを受けるのを拒否する場合には本人に状態を改善したいという意志がないということですので、思い切って離婚を考えた方がよいと思います。

たった一度きりの人生なのに「お前はなんの役にも立たない」「生きている価値がない」などと毎日言われて堪え続けるのは正常な生活とはいえません。弁護士などに相談して離婚を考えるべきです。

解決策が見いだせない・離婚してくれない時は弁護士に離婚手続きを依頼する

モラハラ夫というのは妻をおとしめることによって精神のバランスを取っているので、二人だけで話し合ってもなかなか離婚してくれないケースが多いものです。「これからは言葉にも気をつけるから」などとその場では言っても、しばらく経てばまた罵詈雑言の毎日が続いて離婚してくれないといった夫婦はたくさんいます。

協議離婚や離婚調停などでは、離婚してくれないモラハラ夫が粘り勝ちとなってしまうケースもあります。本当に精神が疲弊して心身を蝕まれていると感じたら、弁護士に離婚の手続きを依頼される方が良いでしょう。

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