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離婚もひとつの解決策

モラルハラスメントというのは実際に体験してみた人でなければわからないトラブルです。何をやっても「お前はだめだ」「人間のクズだ」などと言われ続け、ついには人格が崩壊してしまうことにもなりかねません。

原因もわからずにこういう状態を何年も耐えるのは心身にとって多大なストレスになりますから、モラハラ夫に態度を改める姿勢が見えない時は思い切って離婚を考えるのが得策と言えるでしょう。

モラハラの加害者というのは非常にずる賢いので、あなたが離婚話を切り出せばあっさりと承諾せず、「オレに悪いところがあるのなら何でもするから言ってくれ」などと泣きついてきたりします。

そこで情にほだされてしまうとまた精神的虐待が始まるといった悪循環の繰り返し。こういったケースでは弁護士などの専門家に事情を説明し、離婚手続きを進めてもらうことをおすすめします。そうでないと原因に説明のつかない陰湿ないじめはいつまでも続きます。

弁護士事務所に相談

弁護士とひとくちに言っても起業独立が専門分野の人もいれば遺産相続が専門の弁護士もいますので、探す際にはモラルハラスメント問題に詳しい弁護士事務所を検索するようにしましょう。

弁護士の相談料は30分で5,000円が相場ですが、中には相談無料というところもあります。夫の言葉の暴力が原因でノイローゼになり、精神科医などにかかった経験のある女性はそういった点も説明することを忘れないようにしましょう。

また、夫からの嫌がらせがいつあったか、どのぐらいの頻度で精神的な虐待を受けているかなどもメモしておくといいですね。モラハラが原因の離婚は年々増えていますが、協議離婚ではこじれることが多いため、離婚調停を申し立てる方がトラブルになりません。

離婚調停ではモラハラがあったという証拠を提出することによって話がスムーズに進みます。証拠となるのは自分に向かって吐いている暴言を録音したものやモラハラを受けたという事実を記したメモや日記、メールやLineで送られてきた侮辱の言葉などです。

調停委員が夫の味方になってしまう可能性もある

調停離婚では調停委員が間に入って双方の言い分を聞くことになりますが、モラハラ夫というのは外面がよく人当たりも柔らかなので、調停委員もころっと騙されてしまうことがあります。

調停委員が夫の味方になってしまってらちが明かないような場合には弁護士に介入してもらいましょう。調停離婚ができない場合は離婚裁判でことを解決することになります。場合によってはモラハラによる慰謝料をもらえる可能性もあります。

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