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別居後、荷物を取りに戻った自宅で見たものは…モラハラ夫のいる場所へ②

モラハラ夫との離婚準備、3泊4日の強行スケジュール…1日目

こうして1週間はあっという間にすぎ、家族であの場所へ出発となりました。
日程は3泊4日でした。全ての日に予定が詰まっていて、強行スケジュールでした。むこうについて初日は、着いたばかりでしたが、その足でそのまま自宅へ戻り、追加で持っていく物の選別をしに行きました。

駐車場を見て、元主人が居なければ家に入れるので、まずチェックをしました。元主人の車はありませんでした。確認が取れた所で、子どもを保育園に預けに行きました。お友達は、久しぶりに会った息子に駆け寄り、キャーキャーと群がっていました。息子は呆気にとられていましたが、顔は笑っていました。

そんな様子を見て、これが最後なんだと、振り回してごめんね・・の思いで涙が溢れてしまいました。
先生には、必ず私が迎えに行く事と、万が一元主人が来た場合は引き渡しはせず、絶対に私の携帯に連絡をして下さいと伝えました。

自宅へ向かう間、こんなに辛い思いをさせた元主人への憎しみの思いで胸がいっぱいになりました。

二週間ぶりに帰った自宅で見た、別居後のモラハラ夫の暮らしぶり

二週間ぶりの自宅でした。部屋の中はわりかし綺麗に整っていました。しかし、私はすぐ気付きました。

１つ目は、元主人が使う灰皿が変わっていました。以前まで使っていた灰皿は、交際時からのプリクラを敷き詰めて貼っていた物でした。それは、今までどんなに喧嘩しようと、捨てずに使ってきた物でした。それがもうありませんでした。

２つ目は、部屋の匂いです。元主人のアロマキャンドルがリビングに置いてありました。
これは、大分昔に元主人が購入した物で、とても匂いがきつくて私には合わないキャンドルでした。なので、元主人は自分のコレクションケースの中にしまい、インテリアとして使用していたので、今までリビングに置いたり、コレクションケースから出す事はなかったのです。それが出されていたという事は、私がいなくなって寂しがる訳でもなく、後悔している訳でもなく、1人になってせいせいした気分でいる事がわかりました。

自分1人だけの暮らしを満喫している様子でした。まして、私はつわり中で匂いが敏感になっている事も元主人は知っています。もし、私が家に戻ってきたら、この匂いが不快に感じる事くらいわかっていた筈です。もしもの事なんて全然考えてないんだなと、もう私も子どももいらないんだなと、再確認できました。

私は無心で、キャリーケースの中に必要な物を詰め込みました。両親も手伝ってくれました。

モラハラ夫に子どもの思い出は渡さない

子どもの事を何も思ってない人に、子どもの思い出は１つも残したくなかったので、部屋のあちこちにある写真類と新生児の時からのアルバム、DVD、子どもが保育園で作った工作など、子どもの思い出に関するものは全て持ち出しました。また、愛犬の位牌も持ちました。（愛犬はこの当時からちょうど1年前に亡くなりました）

その他は、私と子どもの衣類と靴をできる限り詰め込みました。もっと持っていきたい物はありましたが、キャリーケースはもうパンパンだったので、あとは本格的な引っ越しの時に持ち出す事にしました。元主人に捨てられない事を祈るばかりでした。

自宅での滞在時間は1時間程で終わり、その間元主人が帰宅する事もなく、最低限の物は持ち出す事が出来ました。
私の気持ちは、更に憎しみで染まっていました。

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