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養育費調停を有利に進める為に弁護士は必要?…調停準備③

調停を有利に進める為に

調停は、調停員が申立人と相手方の仲裁になって、円滑に話がまとまるように進めていく場です。申立人と相手方が直接会う事も話す事もないので、調停員を通して話を進めて行く事になります。

この事から、調停を有利に進める為には、調停員を如何に味方につける事ができるかというのがポイントとなります。言い方は悪いですが、同情を買ったもん勝ちという事です。

調停員はあくまで中立の立場なので、どちらの味方につくという訳ではありませんが、基本的に人間です。
事実をきちんと話して訴えれば、どちらが譲歩しなければならないかくらいの説得はしてくれます。結局調停で合意できず、審判になったとしても、調停員が裁判官に事の経緯を説明するので、裁判官は調停員から聞いた事も元にして、最終的な審判を下します。

それくらい、調停員がどう思うかという事がキーマンとなります。調停員に何か間違った事を言われたとしても、感情的にならずに冷静に説明する事が大事なのです。

養育費調停に弁護士は必要か

私は当初は、養育費の調停だけでも弁護士に依頼しようかと思っていました。
しかし、弁護士から言われた事は、弁護士がいたからといってものすごく有利になるという事ではないと言われました。

調停は申立人と相手方の話し合いの場なので、弁護士が話す訳ではないという事です。何かの都合が悪くて、当事者が家庭裁判所に出向く事が出来なければ、代理人として弁護士が出向く事は可能ですが、弁護士は欠席した当事者からの申し伝えと、法律に沿った言い分しか伝える事が出来ません。

当事者と弁護士が一緒に同席していたとしても、ここでも調停員に話すのは当事者です。弁護士はただ隣に座っているだけなので、そんなに意味はありません。

裁判になれば、もちろん弁護士は必要なのですが、調停の段階では弁護士がいたからどうこうという訳ではない事を知りました。また、養育費の調停で裁判まで持ち越す事はまずありません。

この点から、調停の段階で弁護士に依頼して、着手金と同席した際の日当を支払うのはあまりにも経済的にリスクのある事だと相談した弁護士から言われました。それなら、不調になった時にその都度相談して、相談料を払ったほうが賢いとアドバイスを受けました。

調停に弁護士をつけるメリット

弁護士に依頼するメリットとしては、弁護士は法律の知識が豊富にあるので、調停が自分にとって不利になってきた時に、色々な対処法をアドバイスしてくれる点です。

ほとんどの方が調停なんて初めてな場合が多いはずですので、調停員から言われた事に対してどう言っていいかわからなくなる時があるかと思います。それによって、相手の思うようにしかならなくなってきた時に、弁護士の力を借りて少しでも有利にさせる事は可能になるかと思います。

あとは先程も挙げましたが、自分が出廷できない時に代理人として出廷出来る所ではないかなと思います。

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