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別居しても、簡単に消えることはないパパの記憶や存在…子どもの変化②

消えないパパの記憶

別居して4ヶ月経った頃には、元主人がいない事については言わなくなりました。それは、どういうつもりで言わなくなったのかはわかりません。気を遣わせているのであれば、本当に申し訳ないの思いでいっぱいでした。

しかし、子どもが大事にしているおもちゃや、元主人が好きだったゲームなどのCM、嗜好品のタバコなどを見ると、
「これ、パパとお出かけした時に買ってくれたやつなんだよ!」
「これ、パパ好きなやつ!」
などと、元主人と過ごした記憶と存在は消える事はありませんでした。

決して「会いたいな」や、「パパ何してる?」などは言いませんが、子どもにとって父親の記憶はもう消えない物になっていました。

モラハラ夫に関する私の記憶と子どもの記憶

私は、元主人が買った物で子どもが大事にしているおもちゃに関しては捨てませんでした。しかし、それ以外の元主人が買ったものは全て捨てました。

私の記憶からは消したい物ばかりでしたが、子どもにとっては消されたくない記憶です。子どもが大切にしている物は、見たくなくても捨てられませんでした。

長男の赤ちゃんの頃からのアルバム整理も、私は元主人の写真は全て捨てたいところでした。
しかし、子ども達が将来、父親の写真を見たいと言ってきた時に一枚もないのは、あまりにも酷なのではないかと母が言った為、ほんの数枚は残す事にしました。

今まで撮り溜めしたムービーは、もうDVDに起こしてしまっていて編集が出来ないので、そのまま残しておくしか出来ませんでした。いつか実家から出て独立したとしても、DVDはそのまま実家に置かせてもらおうと考えました。

子どもにとっての元主人(モラハラ夫)

子どもは元主人に何かされた訳ではなく、恨みなんてこれっぽっちもありません。本当に大好きなパパだったと思います。それを考えると、今でも心が傷みます。

将来的に絶対子どもの為に良くない、温かい家庭なんて作れる訳がなかったと言い聞かせる時もあります。
実際、夫婦間はこの先も上手くいく保証が無かったので、どの道いつかは結婚生活は破綻していたと思います。

何故離婚する事になったのか、父親は今どこにいるのかと、子ども達が大人になって聞かれた時に、きちんと説明できる母親になっていなければと、日々考えます。

別居してから元主人は、子どもの様子なんて1つも話題に出してきませんでしたし、子どもの名前すら1度も出した事はありませんでした。意固地になって親権を渡せと言ったことはありますが、子どもの事なんてひとつも考えてませんでした。

子どもは父親の名前や話題を出すのに、父親は実の子を気にもしない。
「こんな人があなたの父親である事に本当にごめんなさい。」と、心の中でいつも思います。

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