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自動車免許代を貸してくれた父とモラハラ夫のプライド

父の優しさ、父としての偉大さ

私は、義父の借金の事から過去の行いの事、とばっちりで元主人がブラックリストに載ってしまった事、たまらず実家両親へ電話して打ち明けました。

両親ともに非常に驚いていましたし、この世にそんな親がいるのかと呆れていました。ただ、もうそうなってしまった事実は消せないので、これから2度と私たち夫婦に被害がないように、お義母さんともこまめに連絡を取りなさいと言われました。

この時に、元主人が転職をする事を話しました。ブラックリストに載った事の経緯を話す為に、自動車免許の事も話しました。すると父が、
「20万貸すから、早く免許取りなさい。無かったら仕事にならないだろう。」
と言い、私はなんでうちが出さなきゃいけないんだと思ったので断り、それなら私のクレジットカードでローンを組んで払うと言いました。実際はそうしようと思っていました。

しかし父は、
「ローンを組むのはもうやめなさい。生活がキツイんだからもう負荷をかけるのはだめだ。勘違いするんじゃない。旦那の為に貸すんじゃない、孫の為に貸すんだ。旦那が働けなければ、子どもが生活していけないだろう。うちは利息もないし返すのはいつでも良いんだから。そうしなさい。」
と、言ってくれました。

父の優しさに改めて感謝しましたし、私のした事でもないのに、その尻拭いを孫の為だとしてくれ、すごく申し訳なくてたまりませんでした。しかし父の言っている事は正論でしたし、今からローンを組めば、更に生活が圧迫する事は目に見えてました。
私は父の言葉に甘え、お金を借りる事にしました。

モラハラ夫の変なプライド

元主人に、私の父から免許代を借りる事を提案しました。すると、
「マジで?俺は嫌なんだけど。そこまで親父さんに借り作りたくない。お前のカードでローン組めば良いじゃん。」
と言われました。

拒否した事も、私のカードでローンを組めば良いという事も「あっさり言うなよ、あんたの事だろ、この場において借り作りたくないとか変なプライド持つなよ」と腹が立ちましたが、気持を冷静にして話しました。

「こうなってしまった時は、私のカードで組もうかと思っていたけど、でもやっぱりこれ以上ローンを組むのは家計にキツイの。ショッピングリボの支払いだけでもキツイの。お父さんもこう言ってくれている事だから、今回は甘えてすぐに免許取ろうよ。わかってくれる?」
と言いました。

元主人は、なにか不服だったような感じでしたが、全部自分と自分の実家が招いた事で何も言えなかったのでしょう。わかった、と一言言いました。

モラハラの人は、異常にプライドが高いので、こんな時でさえ「ありがとう」や「ごめん」が言えません。言えないというよりも、申し訳ないなどの感情や気持ちがありません。

例え夫婦でも、プライドを捨てて言葉を口に出さなければ伝わらない時もあります。私はせめて、私の実家両親に対して、もっと感謝の言葉と申し訳ないという気持ちをもって欲しかったのです。

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