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外面的には「良い夫」を演じ切るモラハラ夫に感じるやり場のない虚しさ

モラハラ夫との生活に限界を感じてのプチ家出

先輩のお家に着き、言い争った経緯を話しました。先輩は同感してくれ、妊娠中の私の体と精神面を気遣ってくれました。家を出て2時間ほど経過した頃、元主人から電話が来ました。心臓が一気にバクバクしました。

「もう意味のわからない事を聞くのも暴言を吐かれるのも嫌だ・・・」と思い、出る事が出来ませんでした。
1度着信が切れ、また2度目の着信が鳴りました。先輩が、
「私で良ければ出ようか?」と言ってくれました。

私は甘えてしまい、頷きました。先輩が出てくれ、私が話せる状態じゃない事と、もしどうしても話したいのなら、冷静に話す事が出来るかを元主人に確認を取っていました。

むこうは冷静に私と話したいと言ったそうで、
「話せそう?」と先輩が筆談で私に確認を取りました。私は頷きました。

先輩と電話を代わりました、すると、
「さっきは本当にごめん。悪かったと思ってる。ちゃんと話をしたいから帰ってきて欲しいんだよね。そんな体だし。」
と冷静にきちんと話してくれたので、私もちゃんと話す為に帰ろうかと考え直しました。

かくまってくれた先輩にお礼を言って、家路に向かいました。

モラハラ夫の優しい言葉は演技だった

あの電話の態度なら、今度こそきっと和解出来るはず。これからやり直せるはず・・・と期待をしながら帰りました。

自宅に着いたのは夜中の1時を回った頃でした。鍵を開け、中に入るとまさかの真っ暗でした。そう、元主人は寝ていたのです。しかも寝息を立てて爆睡でした。

なんとも言えない寂しさでした。先輩の家から自宅までは30分程の距離なので、電話を切ったあとすぐに寝ない限りこの状況はあり得ないのです。

騙された・・・そう思いました。元主人は、やはり自分が悪いとも思ってないですし、私に対しての心配も労りの気持ちもさらさら無かったのです。電話での態度は、私が先輩の家にいたから、先輩が電話に出たからであって、家に戻らせるための演技だったのです。

これもモラハラの特徴の一つ、「外面の良さ」でした。今すぐにでも出て行きたい所でしたが、こんな夜中で先輩に迷惑もかけれないし、行く場所も無かったので、私は喪失感と虚無感で別々にソファで寝ました。

翌日、目がさめると元主人は出勤していていませんでした。テーブルにはお給料が置いてありました。そして、目を疑う物が・・・クローゼットの中の衣装ケース入れの上に、結婚指輪が置いてありました。

フォトウェディングの写真立ても伏せてありました。もう別れたいって事・・?私が悪いの?と訳がわからずまた情緒不安定になり泣きました。さすがに耐えられず、母に電話をしました。

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